大学時代に作成したハイエクの課題レポートを解説する1「発見手続きとしての競争」から その1

令和4年(2022年)1月29日着手

最近の記事で、ハイエクに関するレポートを公表しましたね。

大学時代の課題レポートを読み返した件2 ハイエクの課題レポートから 全文紹介 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

今回はその解説を行っていきたいと思います。

分かりやすい例として時折ERA・Divineを引き合いに出しますね。

それでは始めます。そもそもの課題レポートの問いについて詳細を知りたい方は、最後のURLにアクセスもしくは私のTwitterのDM経由でご連絡をお願いします。

「発見手続きとしての競争」の前提

「発見手続きとしての競争」というハイエクの論文は以下の文献に掲載されていたものです。

新品で買うと、高額になってしまいますが中古で購入と言う手段もあります。

それでもお金に余裕が無い方は、英語版のミーゼス研究所の公式サイトにて、無料で見られます。英語が分からなくて、翻訳が面倒な方は自動翻訳ツールを利用して下さい。

Competition as a Discovery Procedure | Mises Institute

ハイエクが何者かについては、以下の記事を参照にして下さい。

Dr.ヒロさん風に『隷従への道』を述べます 「あなたが知らず知らずに奴隷になっていく過程」 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

1の部分

ハイエクの著作権との兼ね合いもあり授業中での教授と同様、特に注目する部分を取り上げて解説する事にする。

1の部分において第2・3段落では、競争はその前やその最中に結果が分からないからこそ効果を発揮し、事実を発見する。例えば、サッカーチームが相手チームについてあまりにも強い事など色々と知りすぎてしまうと、結果が目に見えてやる気を無くしてしまう。しかし、ある程度は未知の部分を残すと、そのチームは勝利への希望を見出す事が出来て、試合に臨める。

第5・6段落において競争と科学の共通点は、個別の事例から実績を試す事は出来ず、予測が不可能な点である。一方、それらの相違点は前者が一時的な効力のある特定の事実を発見する手段であるのに対し、後者が唯一の特定の事実を発見する手段であり、その事柄は一般的で永続する点である。競争の具体例を挙げるとならば、夏にとても暑くなればアイスが売れ、様々な食品会社が競う。だが寒くなると、それらの会社は軒並みアイスが売れなくなる。科学の例で言うと、氷は溶かすと水になって更に温度を上げると蒸発して水蒸気になる。この事実は万国共通の常識である。

第2・3段落の解説をします。私のレポートではサッカーチームを挙げました。更に具体的に言えばその天皇杯が好例です。何故なら、ジャイアントキリングで下のカテゴリーのチームが勝ち進むかもしれないという未知の可能性がある為です。だからこそ、トーナメント方式のあの天皇杯は面白いですよね。

しかし、この未知性は要注意でもあると思いました。何故なら、その道の可能性を良い事にマルチ商法の勧誘を行われかねない為です。ERA・Divineもまさにそれです。新規で勧誘されている人が、本当に稼げるかどうか不安になっている時、「やってみなければ分からない。」「お試し期間で取り敢えず入ると良いよ」等と言ってクロージングをします。そうです、予測不能な未知の部分に可能性を感じさせようと誘い込みます。そうした事例はYouTubeの動画にもアップされています。私も過去に取り上げました。

糾弾の勇士を取り上げます9  Divineの説明会への潜入がありました – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

NO-VA会員の新たな動き(ERA, Divine)の件と勧誘の実態紹介 ツイッター開設報告も – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

こうした勧誘への反論には、第5・6段落が役立ちます。何故なら、既に在籍している個々人の実績を理由に、新たな参入者も同じ様に成功するとは限らない為です。実際、報酬体系から言って上の人が優先的に儲かる仕組みとなっている上に、人には適性があります。結果的に、上の層と下の末端と言う形である種の分断があり、成果を出せない者は切り捨てられていきます。つまり、未知の部分には「成功」と「不成功」という可能性の両方があります。にも拘らず、無理矢理に前者へ持って行こうとする勧誘は横行しています。

他にも、上手い事勧誘が出来た若しくはギャンブルで勝ったとしても、それは大体の場合は一時的なものでしかありません。ビジネス自体も、長くは持たず数年で業者名を変更する位です。勧誘であれゲームであれ、運に任せる或いは特別な攻略法が本のひと時なら効き目がある、という事実を思い知るに過ぎないです。その結果、本当に継続的に儲かっている者はごく僅かな上層部だけに過ぎないと思い知る事でしょう。その者達は、過去に取り上げました。

Divineで新たにエクセレントが一人出ました – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

Divine(ディヴァイン、ディバイン) 登場人物紹介 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

ERAの昇格者を取り上げます ちょっとした内情も – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

ERA(イーラ) 登場人物紹介 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

黒幕の前歴まとめ – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

ERA・Divineの歴史はこちらで。

NO-VA・ERA・Divineの歴史 FLMとの出会い – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

2の部分

2の部分では特に次の一文に注目する。

私が述べている知識はむしろ、特定の状況を発見する能力からなる知識であり、それはこの知識の所有者が市場によって、どの様な種類の財やサービスがどれだけ緊急に必要とされているかという情報を与えられてさえいれば有効になるものである。

この一文は「社会における知識の利用」において登場した「時と場所の知識」を指し、これは競争する事で発見が出来て財やサービスの提供を市場で行う為に有効な情報である。なお彼はここで生まれる市場の秩序をカタラクシーと呼び、厳密な意味でのエコノミーと区別している。前者は重要度に応じて順番に満足させるとは限らず、発見の結果は予測できない。しかし、個々人の知識及び目的は様々で機会の選択肢が多い故に、効率良く個人的な目的を達成しやすくする。ハイエクはこの様な機会の改善を肯定している。後者は計画的制度の下、どれが重要で満たされるべきかが予め決まっていて、中央当局の知識のみ利用され人々は単一の目的に奉仕する。この様な対比は、『隷従への道』に登場した分権的計画と中央集権的な計画の比較と類似している。即ちカタラクシーは分権的計画で各人の自由を擁護する資本主義社会を、エコノミーは中央集権的な計画で独裁者とその組織の意志に人々が左右される共産主義社会を指すと言える。

「社会における知識の利用」というハイエクの論文は、『市場・知識・自由』という著書に載っています。ご興味のある方は、実際に手に取ってはいかがでしょうか。以下から購入できます。

「時と場所の知識」は、分かりやすく言うと地元の関係者だからこそ分かる知識です。例えば新大久保の人であれば、そこの住人にならではのPRを行って、食品や日用品の割引を行う事も出来ます。あそこに行けば色々な庶民が済んでいると分かる為、高級品は売れる訳ありません。そこで、売る側は比較的安価なモノを売ってその中で様々な発見をします。競合他社もそれに倣って、差別化を図っていきます。別の店舗がドラッグストアで医薬品を主に売ろうとしているなら、我々は食品を前面に押し出して売ろうという感じにです。こうした秩序をハイエクは、「カタラクシー」(Catallaxy)という本人の造語で読んでいます。これは、「双方が得をする」という意味です。社名をそれにしている会社が以下に実在します。

株式会社Catallaxyの事業とカルチャー – Wantedly

なお、上記の「カタラクシー」に於いてもまた結果の予測は不能です。先程の新大久保の例を再び挙げます。どのお店がどれだけの売り上げを出せるかは、経営者の腕前・現地の従業員の力・現地の状況・競合他社の事情等にも依りますし、当然売り上げは未知数です。そうした競い合いがあるからこそ、上記の様な各店舗の努力と差別化による多様性が生まれ、売り手も買い手も自分の目的に合わせて、購入ができます。そうした機会は、随時改善されるべきとハイエクは言っている訳です。

今度はエコノミーを述べます。

エコノミー(economy)と言えば、経済を意味する英語ですね。ですが、それは厳密には「中央の計画・管理・裁量が絶対」という意味です。

先の第二次大戦の最中と直後の日本・ソ連や北朝鮮(社会主義・共産主義の国家)では、経済難・食糧難やそれらの対策という中央政府の方針から、食料の配給制度を採用していました。当然生きる糧に制約がある為、その政府に従わざるを得ないです。しかし、それだけでは空腹を満たせません。終戦直後の日本では闇市での食品を口にして国民はしのいでいましたし、ソ連や北朝鮮では計画経済が原因で飢え死にする人が続出しました。

そうした自由経済の「カタラクシー」と計画経済の「エコノミー」の対比は『隷従への道』にも書いてあります。特に後者はERA・Divineにも当てはまると思い、私もネタにしています。以下の記事をご覧下さい。

『隷従への道』を読んだらNO-VAもレイジュウへの道まっしぐらだった件 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

大学生だった頃の私は「カタラクシー」を資本主義の社会に当てはめていました。これは資本主義社会だけでなく、古典的自由主義の社会にも当てはまります。ただ現在の私は前者ではなく、後者を重視しています、何故なら、私は資本主義が「合理的に儲かれば良い」という思想で成立していると考える為です。これこそ、ERA・Divineをはじめとする連中がなりふり構わず勧誘を行う元凶であり、他の分野にもその弊害は色々と出ています。そこで私は道徳や倫理規範・伝統慣習に基づいた古典的自由主義の復元を望んでいます。

なお、資本主義・社会主義についてはシュンペーターを引き合いにして以前解説しました。

大学時代に作成したシュンペーターの課題レポートを解説する4 マルチ商法と結び付けて(シュンペーターの意義と資本主義の解説) – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

長くなりましたが、以上で今回の記事を締め括ります。

何かありましたら、ご連絡下さい。

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