大学時代に作成したハイエクの課題レポートを解説する3「自由の概念(法の支配)」から

令和4年(2022年)2月7日着手

ここ最近、大学時代の私が作成したレポートに基づいた記事を公開しています。それはハイエクの論文についてで、一番最近のものはこれです。

大学時代に作成したハイエクの課題レポートを解説する2「発見手続きとしての競争」から その2 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

前回でもって、先の「発見手続きとしての競争」は終わり、次の項目の「自由の概念(法の支配)」を解説します。

分かりやすい例として、ERA・Divineを挙げる事もあります。他の悪徳マルチ商法にも該当するかと思います。

それでは始めます。そもそもの課題レポートの問いについて詳細を知りたい方は、最後のURLにアクセスもしくは私のTwitterのDM経由でご連絡をお願いします。

自由の概念(法の支配)

ハイエクのいう自由とは、法の下で保障され自分で決定出来て、人と人との関係で成立する自由の事である。彼はそれを強制と対比させて説明している。強制とは他人の意志に従うことであり、ある意図をもってのみ働く。

故に、勝手に自然の落とし穴に落ちて不自由になるというような他者の意図がない不自由は論外で、相手が意図せぬ妨害をしてしまった場合には強制ではない。ここまではハイエク特有という訳ではない。だが彼は必需品の独占が真の強制であると言う。水を持っている人が一人だけで、喉が渇いている人はその人に従わざるを得ない状況がまさにそれである。

法の下で保障されている自由は、何も我々が思い浮かべる法律・憲法だけではありません。それよりも上の規範にあたる道徳・慣習といった不文法(文章化されていない決まり)も意味します。それから、人が自由である前提としては他者との協調もあります。

ですが、ERA・Divineはどうでしょう?勧誘や活動は実質的に強制と言えるのではないでしょうか。新規で説明会を聴講する人は、公衆の出入りの無い場所で密閉されます。そこから、現役会員の意志にその聴講者が従う羽目になって、高額な入会金の支払いをさせられます。そうした利己的な意図を持って現役会員達は活動を続けます。これは中間層であれ上層部であれ、末端に勧誘活動と支払いを強要する構図と同じです。そうした実態は過去に取り上げました。

勧誘時の強制の一例はこちらで。

糾弾の勇士を取り上げます9  Divineの説明会への潜入がありました – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

被害者を救います15 『道は開ける』その11 「批判への対処法」 突撃時の内部情報も – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

上層部から中間層以下への強制・利己的意図の例はこちら。

的を射てる書き込み集 その9 生々しい暴露込み – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

黒幕による入会金の独占とその分配も、真の強制と言えましょう。何故なら、奴やその取り巻きの上層部の意向にそぐわなければ、生きていく道は無い為です。そうした状況に追い込むという意図を持って、会員の時間をERAあるいはDivineに割くように仕組みます。その一環が本業を辞めさせるという行動です。

黒幕と上層部については過去に記事にしました。

NO-VAの内情と仕組み 人物紹介編 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

ERA(イーラ) 登場人物紹介 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

Divine(ディヴァイン、ディバイン) 登場人物紹介 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

一方、自由は競争市場にあてはまる概念であり、自分の目的を目指して自分で決定でき、他人の目的や意志に従わないことを指す。具体例をあげるならばケーキが高価で買えなかった場合、別のスイーツを買うなどして他の方策を自分で選ぶことがこれにあてはまる。

なお、個別的・特定的な意味で何々をしてはいけない或いは何々しなさいという命令は、特定の時と場所の知識を使えない為自由ではない。例えば、「誰々さんは誰それさんと何々の契約をしなさい。」と政府が細かく指図する事になる。故に命令は強制であり、このような社会は共産主義社会である。この社会では中央当局が全て計画し、細かい変化に対応することが生じて負担が格段に重くなる。

自由であるという事は、当然の事ながら経済的にも自力で独立していて誰かに依存する事も何者かの強制も無く、「好きな事を好きな時に好きな人と出来ている」状態ですね。しかしながら、ここ最近の不況もあって、それが出来ない若しくは危うくなっている人が続出しています。そうした状況に目を付けた業者の一角がERA・Divineです。しかしながら、あの業者は前身も含めて上の人間が細かく指図しています。前里さんの結婚についても井上タケシさんが介入していて、他にも会員同士の恋愛に上層部の者が首を突っ込んできます。黒幕側も自分の収益を最大化しようと事細かに計画をしている為、あの組織はある種の共産主義社会であると言えます。私が以前に述べた通りです。

『隷従への道』を読んだらNO-VAもレイジュウへの道まっしぐらだった件 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

また、中央が全部計画する事はその目的に人々がひたすら奉仕する事を強制する事になる。そのような統一性と表面的な類似性を求めた結果人々は低俗化し、独裁者が強い少数派を従えて決断、結局は最悪の人物によって独裁を行う体制ができあがる。一方、自由な社会は何々してはいけないという意味で一般的・抽象的な法に人々が従う。彼らは特定の時と場の知識を自由に使用でき、価値を与えるものである。そのような社会では対等な立場の人が、個々人による手で調整する選択の自由がある、その為、生活は良くなる・自由にやりたい事ができる等のパフォーマンスがよい。

ERA・Divineも、黒幕とその取り巻きたる上層部が事実上の中央当局となっています。その中では、上の人が権利収入を得ようという名目の元、その下の会員達はそれに従う為にひたすれ上の命令に従う事となり、隷従への道まっしぐらとなります。しかも、カネにがめついだけの集団でしか無く、新規を獲得してもそうした者が増えるだけです。その為、あの業者は低俗で独裁者の裁量で運営される組織社会です。洗脳から目が覚めて知恵を付けた会員達は、最悪の人物によるその組織に嫌気が差して脱会します。

そうしてERA・Divineの人達は再び元の世界に戻り、そこから抜けて自由社会のありがたみを思い知る事になります。職業や住まいなどを自分の裁量で選択、そこから自分らしく生きる為に自分の知識や時間を獲得する事も出来ます。実際、自分の夢が明確になって起業をしようと脱会した方もいます。私のアップもFLMに居ては夢が叶わないと思って、辞めました。私もその人に同意しつつも、NO-VAに在籍して内通者をして情報を得ていた事をよく覚えています。その経緯は、最初期の記事にも書いています。

NO-VA・ERA・Divineの歴史 FLMとの出会い – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

ですが、そうした人達に対して現役の会員達は非常に冷酷で、LINEのブロック等の処置で関係性を断とうとします。タチの悪い事に、時として嘘の情報を流布して元会員を貶める事までしています。これを知った時には非常に残酷だと思いましたし、マルチ商法では人としての繋がりはそうそう築けないものだと改めて思い知りました。私自身も元会員同士で何人か人として繋がってやり取りをする人は、片手で数える程です。

上記の事情もあって、Divineではセキュリティの強化もなされ、上の会員と面談を経なければコアメンバーの昇格が無くなりました。その上、毎週1回はミーティングに参加する義務も生じています。オフィスに入る時や説明会を受講する際には身分証の提示が必須となりました。ERAも同じ様な事情でしょうね。

そうした内情を聞いて、Divineは結局ブラック企業に勝るとも劣らない組織社会だと思いました。自由とは真逆です。

問題提起

しかし、ここで授業中に「一般的・抽象的な法」は本当に自由社会の必要十分条件なのかという問題が提起され、その具体例が2つ挙がっていた。1つは「ある属性にのみ当てはまる法」が認められると次々に特権が認められてしまうという懸念である。そのような法を作った後に色々と弊害や不満が噴出した際、それに応じて改良や撤廃を行えば良い、とハイエクは答えるであろう。何故なら、彼は『自由の条件 第二巻』の第十章の6で「これらの規則(個々人が守る規則)は決して目的意識的に発明されたものでなく、何世代にもわたる経験が今日あるような規則をつくるのに役立ってきた」と言って経験を重んじている為だ。

「そのような法を作った後に色々と弊害や不満が噴出した際、それに応じて改良や撤廃を行えば良い」の点については、今読み返すと不備があるかなと思いました。何故なら、成立して施行されてからでは既に遅い場合も十分にあり得る為です。例えば、外国人参政権が認められて外国人による政治の投票と民意が反映されてしまうと、日本人に不利な状況が生まれかねません。実際、イスラム教の人達が次々と日本に居住してきた結果、彼ら専用の墓地の要求が社会問題となりました。これでは日本人が真っ当に使うべき土地と言う財産が無くなっていきますし、外国人に浸食されます。となると、「そのような法の制定前後に、色々と弊害や不満が噴出した際、それに応じて改良や撤廃を行えば良い」という表現が好ましいと反省していますね。

それから「ある属性に当てはまる法」は特定商取引法にも当てはまるかなと思いました。何故なら、その法律の対象となる業者は業種的に消費者問題になりやすく、それを未然に防ぐ為に規制を加えている為です。マルチ商法もその一つです。しかしながら、その業種に関する法的な規制はその上陸当初には存在せず、社会問題となりました。そこで、年月と多くの立法の関係者の知恵・消費者の経験を経て特商法の規定が定まり、そうした企業には別段特権が加えられずに現在に至ります。よって、個々人が守る規則(法律も)は最初から全て決まりきった事項として成立した訳ではなく、多くの人による前例を経て形成されていったと言えます。特商法は、特権が次々と認められてしまうという懸念が実は杞憂だったという一例であると言えます。

もう一つは、自殺命令の法のように一般的・抽象的な法だが明らかに自由を侵害する法が可決される事への危惧である。だが、このような法が出てくる社会は『隷従への道』で登場した様な最底辺から構成されやすく極悪な人間が統治する社会、つまり共産主義社会で成り立つとしか考えられない。故に、自由を擁護して個人の教育と知識の水準を高め、見解や趣味を多彩にする環境を整えるならば問題はないと言える。

これについては先のERA・Divineが正にそうでしょう。実際、その前例も含めて恋愛禁止のルールが設けられたグループもチラホラあります。これは勿論、各会員達の自由を侵害します。ですが、実際には前にも述べた通り人間的に最底辺の層と極悪で独裁的な上層部で構成されています。故に、そうしたルールが守られてはおらず、浮気・不道徳も普通にあります。となれば、そうした連中とは距離を置き、「法の支配」の範囲内で人々の個性・自由を認める自由な場所を選び、そうした場所の保全に力を入れるべきだと思いました。

このような課題を通して、ハイエクは資本主義的な自由を擁護し、共産主義社会とそれに類似する社会を望む人々に警鐘を鳴らした人物であることが分かる。

この箇所にもちょっと修正を加えます。今の自分であれば、「このような課題を通して、ハイエクは法の支配を重んじて、古典的な自由主義を擁護したと分かる。それと同時に、彼は共産主義社会といった合理主義的な経済で成立する社会で生きる人々に警鐘を鳴らしたと私は考える。」と述べますね。何故なら、資本主義経済が合理的に儲かれば良いという意味で合理主義が背景にある為です。その合理性と言う意味では、社会主義(共産主義)と五十歩百歩である事は以下の記事で述べました。

大学時代に作成したシュンペーターの課題レポートを解説する4 マルチ商法と結び付けて(シュンペーターの意義と資本主義の解説) – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

こうして振り返ると、先人達の智慧を自分で学び取り入れて、現実の事例に当てはめる事がいかに大切か思い知らされます。そうする事で世の中を見る目が養われて、自分自身が賢明になると感じました。その一方で、ハイエクとシュンペーターを学んでおきながら、何故あの頃はあそこまで頭を働かせなかったのだろう、と疑問になる事もあればお金や経済を嫌悪しすぎた自分に後悔する事もありました。

ですが、その頃と比べて自分自身の見識が増えて頭の水準が高くなった事の裏返しだったのかなと思っています。そうでもしなければ、私自身の成長も無くあの頃FLMでクーリングオフをしていたら何も変わらなかった上に、こうして今のブログで情報発信をする事も無かったと考える様にもなっています。

被害に遭った人・遭いかけた人も経験を糧にして、多くの事を学び様々な体験をして見識を深めるようにして下さい。広く浅くで構いません。騙されて嫌な目に遭う事無く、良い人生になる様に努力をして下さい。

普通の記事としては相当長くなりましたが、以上で今回の記事を締め括ります。

何かありましたら、ご連絡下さい。

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