メラルーカの勧誘から特商法の意義と「法の支配」を考察します
令和4年(2022年)2月9日着手
コロナ禍が長い事続いて、副業が前にもまして叫ばれていますし、その勧誘も盛んになっています。それに反応してか、ここ最近でもMr.Kさんは様々なビジネスについて取り上げています。本人のYouTubeをご覧になっている方は、すでにご存じかと思います。
この人物については、最初にこの記事で取り上げました。
今回は、メラルーカについての所感の動画を元に記事を作成していきたいと思います。
メラルーカの勧誘の所感(感情論)
メラルーカとは、健康面で役割の持てる日用品を廉価に購入できるマルチ商法です。その勧誘を受けた際の感想をMr.Kさんは語っています。
ホームページもここに載せます。
Melaleuca: The Wellness Company
率直に言って不快感があったと言っています。その理由としては、本人が頭数として見られていた事を挙げています。タイトル達成・自分の月収の為に人を集めようとしている傾向は、ネットワークビジネスあるあるだと述べていました。ERA・Divineも前身の時から、活動・セミナー・報酬体系の内容から言ってそれが露骨です。以下の記事で話題にしました。
NO-VAの内情と仕組み 報酬体系編 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)
ERAの報酬体系について 感謝御礼も – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)
Divineの報酬体系(研修資料も兼ねて) – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)
では何故、Mr.Kさんが自分を単なる頭数だと思われていると感じたかと言いますと、会員とのやり取りの録音をしてYouTubeに載せると言った瞬間、相手が驚いていた事から察したそうです。もし仮に自分への勧誘を行うのであれば、本人のYouTubeの動画を視聴してその理念や内容を把握した上で、勧誘を行うべきだったと話しています。実際、合理的に儲かれば良いという資本主義にMr.Kさんは疑念を持ち、商材でもって消費者が心地よく喜んでもらう商業活動がマルチ商法においても行われなくてはならないという信条を持っています。
ですが、Mr.Kさんさえ下に居ればドンドン組織が伸びて両者が儲かるのではと言う魂胆が窺えたとの事です。
問題の勧誘動画はこちらです。後に私も見解を述べるかもしれません。
では、どの様な勧誘が理想であるかというと、Mr.Kさんの価値観と向き合い、それらを踏まえてビジネスを語るべきだったと言っています。では、現在の彼はどの様な価値観を抱いて居るのでしょうか。
特商法が無ければマルチ商法はどうなるか
Mr.Kさんは先のメラルーカの違法勧誘の件を受け、特商法と言う法律の意義を改めて述べます。もし仮にその法律が無ければ、どうなってしまうのかを話しています。その法律については以下の記事で取り上げました。
なお、私はマルチ商法への規制が成される前に日本でどの様な社会問題が起きたかについても過去に述べています。
率直に言えば、法的な規制の無い状態でネットワークビジネスを行うと、道徳・慣習に平然と違反した勧誘活動が前にもまして行われてしまいます。現状のマルチ商法でさえ、上位層の私利私欲・買い込み故の多額の借金・会員による囲い込みの強制入会・儲ける事ありきの活動等が社会問題として挙がっています。これらは法律以前の「法の支配」に反し、倫理的に問題のある商業活動です。この概念は、以前にも述べました。
マルチ商法に限らず、道徳に反した言動・思想は間違っていますよね。それらが横行すると、現代では被害者の手でSNS等ネットであっと言う間に拡散されます。そうなると、たとえ稼げていたとしても周りには迷惑をかけ、自分どころか親族等までもが恥をかく結果にもなります。これでは稼ぎ続ける事も幸福感を得る事も難しいですし、行く行くは破綻してしまいます。Mr.Kさん本人もそれを感じています。マルチ商法界隈内では大きな成果を出したものの、社会一般と言う大きな枠組みではそこまで大した事は無いです。
こうした事はERA・Divineにも普通に当てはまりますし、その前身のNO-VAが相次ぐ苦情で行政処分と言う形で破綻しました。
100本目記念 遂にNO-VAに行政処分が下されました – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)
そうした消費者問題を未然に防ぎ、消費者を守る為に成立している法律が特商法です。これらはザックリ3つに要約すると、「嘘は付かない」「身分は明かす」「誇張しない」です。
それらは人として誠実でなくてはならない3大原則であり、商売の基本です。これらはマルチ商法に限った事ではありません。
「嘘はつかない」
雇用契約とは全く違う事を要求されては、労働者は理不尽な目に遭います。時給1200円であるにも拘らず時給1000円で働かされたら契約違反であり、雇用者は被雇用者に嘘を付いた事になってしまいます。マルチ商法ではこうした嘘が直ぐにまかり通り、ERA・Divineやそれらの前身にも起きています。実際、稼げていないにも拘らず稼いでいると言い張り、稼げている風に見せれば良いと思わせる事が大切と上の人達は指南します。私もFLM時代に経験済みです。そうした実態は以下に例を挙げます。
「身分は明かす」
相手側には、事前にネットワークビジネスの形態で自分達の会社名を明かさねばならない事が筆頭に挙げられます。他にも、公衆の出入りの無い所での勧誘はしない事や各種書面の交付もある種の身分証明と言いましょうか。これはよくよく考えれば、普通の会社にも当てはまります。何故なら、通常の企業が人を雇う際には被雇用者も雇用形態やその業者名を事前に把握する為です。他にも、何かしらの会社の看板を掲げていれば、どの様な事をしているか第三者は想像がつくようになっていますね。例えばコンビニであれば、バイトの人が接客をしているだけでなく、そうした人を雇う為の面接も行われると想定できます。しかし、普通の民家という公衆の出入りの無い場所では、普通の人が会社の事業をやっているとはまさか思いません。その点を悪用しての勧誘は通念的に有り得ないという訳です。事実、真っ当に連鎖販売取引をやっている業者の会員は、事前にそうした業態である事と業者名を事前に話しています。
「誇張しない」
日用品であれば効果・効能を謳わない、あたかも大儲けできると消費者側に思わせない事を指します。普通のアフィリエイトにおいても、それは同じですし通常のテレビ広告においても何かしらのテロップが流れます。例えば、サプリのCMを見て若々しくなったという感想を述べる方もいますが、それには「個人の感想です。」という但し書きが付きます。それは、ネットワークビジネスにおいても同じかなと思いました。私自身、日用品を売るMLMの愛用者をやっていましたが、そこのお偉いさんのおばさん曰く効果効能を謳えないのは、利用者全員が全く同じ結果になるとは限らない為だと説明しています。となると、どうしてもそうした事を伝える際には、自分の感想や価値を言わねばなりません。たとえうっかり何か性能を話したとしても、これはあくまでも一個人の思想に過ぎない・勧誘ではないと補足せねばならないと思いました。ですが現状、そうした事はせずに売り込もうとする会員が多数派です。
他にも、報酬体系の説明・商材の広告でこんなに稼げるという誇張もあります。これは金融系のマルチ商法や情報商材にもよくあり、景品表示法にも違反します。
以上の事項を守らねば、商売をやっている人には社会的信用は付きません。ですが、マルチ商法では稼ぐ事ありきとなり、それが勧誘・買い込みありきとなっている事が1番の大きな社会問題となっていると言えましょうか。結局の所、お金を稼ぐ事は皆を喜ばせた結果に付く事であり、お金は謝礼と言う言葉にもある通り感謝と信用があってはじめて得られるものです。これはあくまでも手段であり、目的ではありません。これらを履き違えてはいけない事をメラルーカの件で思い知らされました。
以上で今回の記事を締め括ります。
当ブログでは主にAEからERA・Divine(True Thor)に至るまでの被害者の為に情報発信を行い、被害相談・情報提供も受け付けております。
あのギャンブルビジネスの詐欺に巻き込まれた方も、それ以外の悪徳業者で嫌な目に遭った方も是非、公式LINEでメッセージを送って下さい。
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