HLC(Human Life Creative)とは何か
令和6年(2024年)2月23日追記
ここ最近では、HLCの件で記事を何本か更新しました。
更に情報提供が来た為、今回もその件で話題にします。
この記事では、HLCは何ぞやというネタです。以下のDivineとは何か、という記事を素材に基に述べます。
HLC(Human Life Creative)とは
HLCとは一体どんなビジネスか説明していきたいと思います。
HLCとは、オンラインカジノのASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)であり、その商材であるみんすぽの広告主集めのビジネスを行う会社です。建前上はそのゲーム広告を行うアフィリエイトです。
通常、アフィリエイトはインターネットにおいて商品の紹介とそれによる収益だけで完結します。しかしHLCは実際、それを広げる為の会員や勧誘相手から入会金を巻き上げるビジネスです。世の中によくある代理店ビジネスで、HLCの場合は商材がオンラインカジノのサイトという訳です。その業者に高い入会金を払えば、オンラインカジノの広告主すなわち宣伝のオーナーになれます。よくあるマルチ商法の説明会では、docomoの代理店ビジネスが引き合いに出されます。これは、連鎖販売取引(マルチ商法、ネットワークビジネス)のド定番ですね。
既にご存知の方もいるとは思いますが、その解説もしましょう。
マルチ商法(ネットワークビジネス)は会社が何か商材を抱えていてそれをそこの会員が宣伝するだけでなく、その宣伝を行う人やその商材の愛用者を口伝えで増やして派閥を形成していくという商売です。
その代表格としてアムウェイが引き合いに出されますね。その会員は自分でサプリを初めとする商品を買って愛用するだけでなく、それを他の誰かに伝えてその相手が商品の愛用者になって特定負担をしたり、その人が同じ様に勧誘をして会員を増やせば会社からの報酬という特定利益が発生します。その連鎖で会員の下に人が増えればその利益も大きくなります。HLCの場合はそれがオンラインカジノとその広告の権利に置き換わったものと認識しても良いです。
この様にして述べると、マルチ商法は人間関係において自分以外の人間をカネにさせかねない諸刃の剣であるとも言えますし、実質的に禁止法と言われるまでに特商法で厳しく規制されるのも納得です。そのような法律と言えば、銃刀法も挙げられます。拳銃も連鎖販売取引も余程の者でない限り扱いこなせないという意味では共通です。ただ、一般的な通念や会社の営利活動・商売を特商法のマルチ商法にしっかりと当てはめている感じもありますね。法律的な整備がなされていなかった頃はそれだけ社会的な脅威だった事も窺えます。この法律については、以下の記事も参照にしてください。
ここで話をHLCに戻します。勧誘を受けたり、その説明会を受けた方であれば分かると思います。HLCはIR法案でカジノの設営が決定しているから、オンラインのギャンブルにも影響が出て、自分たちの事業には追い風が吹いている、故に今すぐにでも先手を打って参入すれば物凄く大きく儲けられると言います。大事な事なので又言いますが、代理店の費用で尚且つ入会費の名目で登録料金の約35万円強か約90万円強をボッタくる悪徳業者です。
なぜなら、ゲームを本気で広めようという意思が感じられず、入会費を払う人の勧誘ありきとなっているためです。
その証拠に今までの商材のギャンブルサイトが黙殺され、閉鎖されている為です。
重要 FLMの商材サイトの一つBetnowが閉鎖されます – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)
HLCの前身の商材についてはこちらでご確認ください。
HLC公式サイト
続いてHLCの公式サイトについても分析します。
Human Life Creative (hlc-hlc.com)
Divine時代に引き続き、日本語表記は無しでいかにも海外の業者であるような印象です。本当に日本人を相手にする体制がなっているかどうか、不安になってきます。そのような所から、黒幕のカモフラージュを感じさせますね。その正体は、以下の記事で。
トップページに書いてある説明や規約の英文を見ると、普通の日本人には聞き慣れない英単語も含まれています。大学時代に英語も習った私はある程度読めますが、この私さえもこの単語は何という意味だったのだろうか、大体の意味は何となく分かるが綺麗な日本語にするには何と表現すれば良いのだろうかとなってしまいました。これは英語力があまり高くない日本人には規約何ぞ読めるはずがないですし、ここからも情報弱者を相手にした姿勢が見えてきます。私はずっと英語から離れていた為、読んでると情報処理で頭が疲れてしまいます。
これは勧誘者が新規の者に送り、登録をさせる為のページにも言えます。こちらです。
そこには、アカウント情報(ログイン名とパスワードとIDの名前)・性別・国籍・本名・住所・誕生日・電話番号・希望するコース(無料か35万円か90万円、英語ではConsultant, Exective, Exective+)の入力欄、勧誘者の名前とメールアドレスが載っていました。特に国籍・電話番号の入力では、世界各国の国名が表示されます。これでもって、HLCは建前上、海外の業者である示しを付けて摘発を免れようとしているのでしょう。本体の運営者こそ逮捕はされず、現場リーダーや下の会員達を捨て駒にしようとする魂胆も見えます。ERAがその好例です。
YouTuberがERAの逮捕者を特集していました | 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)
しかしながら、オンラインギャンブルでは運営側からも逮捕者は出ています。
オンラインギャンブルの運営者が一斉逮捕されました | 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)
下の方には、利用規約に同意する旨の注意書きが載っています。
以下のページにもアクセス可能です。
MEMBERSHIP AGREEMENT | Human Life Creative (hlc-hlc.com)
このページの対訳については、後に行う予定です。
利用規約の下には、各国の消費者保護の法律に関するサイトの案内も載っていました。そうした法律に関して、自分で自国の規定を確認して下さいという趣旨です。2023年9月1日から有効なものと書かれています。その頃にHLCが本格始動したと考えられます。
その詳細を見ると、香港・韓国・中国・日本・フィリピン・フランス・イギリスのものが載っていて、我が国の場合は特定商取引法が記載されています。こちらです。
しかしながら、我が国の同法を守れていないのは糾弾の声にもある通りです。特商法も併せて、以下も参照にして下さい。
HLCへの糾弾まとめ ERAメンバーの現在も | 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)
HLCの商材紹介を見ますとみんすぽを扱っているのが分かります。
みんすぽ
こちらがみんすぽの公式サイトです。
このサイトは、eSportsのサイトだと自称しています。その中では、独自のゲームを用意してそこで良い成績を取った者に賞金がドル単位で支払われるというものです。
しかしながら、参加にはMSP(みんすぽポイントと思われる)を用意せねばなれず、その購入にはクレジットカードとウォレットサービス(EPO Wallet)を必要とします。
エントリー料金の支払いは、MSPでなければならないという決まりです。
遊び手の自由裁量で好きな額を賭けられる、という仕組みは取ってない様に見受けられました。
その点では、普通のオンラインカジノとは異なっています。
ただ、お金を払わねば賞金は得られないという意味では、ある種の賭け事という解釈もできます。
私の認識が間違っていたら、ごめんなさい。
こうして見ていると、昨今の傾向を鑑みて何とか違法だと言われないようにする対策も窺われました。
実際、オンラインカジノは違法と行政機関が警告を出している為です。こちらを参照にして下さい。
行政機関がオンラインカジノは違法と警告しています 突撃も | 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)
他にも、私は違和感を覚えました。
確かにeSportsと言えば、ゲームセンターなどのコンピューターゲームをプレーして腕前を競うゲームです。
その賞金が掛かった大会に参加する為には、通常は料金何ぞ取らないのでは?と思った為です。
通常のゲームセンターであれば、利用料は取るものの賞金はありません。賭博罪に引っ掛からないようにする為です。この犯罪については、以下の記事にも述べました。
NO-VAの内情と仕組み カジノ関連法編 | 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)
しかもスポンサーから賞金は支払われるとありますが、みんすぽと繋がり協賛する業者名は出てきません。
更に言うと、「責任あるゲーミング」という項目には日本語のページが表示されません。
そもそも運営会社のKDG Solutions B.V.とグーグルで検索しても、事業規模や沿革など具体的な実態が見えてきません。これはHLCの運営会社にも言えます。これでは、よりにもよって何故タイ語での対応もあるのかも分かりません。
こうして見ていくと、総じてずさんな面が多々あるとしか言いようがないです。
結局、時間が経てば歴代のサイトと同じように黙殺され、消えていく運命にあるでしょう。それらのサイトについては、こちらも参照にして下さい。
関わらない様にして下さい。
以上で今回の記事を締め括ります。
何かありましたら、ご連絡下さい。
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