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大学時代の課題レポート解説3 マルチ商法と結び付けて

2022年12月1日

令和4年(2022年)1月13日着手

先日もシュンペーターの思想を話題としたレポートに基づき、記事を作成しました。

大学時代に作成したシュンペーターの課題レポートを解説する2 マルチ商法と結び付けて(動態的人間と企業家) – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

文字数の関係もあって、記事を分割してやっています。そのレポートの全文を通して読みたい方はこちらをご一読下さい。

大学時代のレポートを読み返した件 シュンペーターの課題レポートから – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

では、続きを始めます。資本主義について触れる関係上、以前の文章が再び登場します。

因みに、シュンペーターの書籍と顔写真はこちらです。

シュンペーターにとっての資本主義

企業者に関連して、課題文によれば資本主義の本質を「企業者が生物の変態のように歴史を変化させていく」ものである。なお、講義では資本主義社会において経済は発展し、先ほど述べた様に伝統や慣習にとらわれずに新結合を行い、資本家ないしは銀行による私利の金融が行われるとされている。両者は企業者が中心となって変化を生じさせる意味で同じであるものの、その変化の基盤は変えずに実行する。

ここで資本主義について基本的な概念に触れます。その定義をネットで調べると、割と色々な意味が出てきますね。ウィキペディアでは「生産手段の所有と利益の運用の仕組みによる経済」と定義されます。コトバンクでは「生産組織が資本で成立する経済」と説明されます。ざっくり言うと、資本を元に取引と言った経済活動を自由に行って収益を上げられる社会であると言えます。

但し私は、資本主義とは「合理的に儲かれば良い。それ故にも資本を沢山持てる位に稼ぐ、若しくはそれを沢山も持つ事こそ善である。」と定義しています。

それらに対して課題文では、 資本主義を「企業者が生物の変態のように歴史を変化させていく」 とシュンペーターの思想を解釈しています。

「企業者」は一般的には「会社の経営に関わる者」と定義されます。シュンペーターの場合は、上記の記事を参照にして下さい。なお、生物の変態とは変化を意味するのであって、嫌らしい意味の方ではありません。具体例を出しますと昆虫のチョウです。それは卵から芋虫が生まれて脱皮して大きくなり、時期が来るとサナギに変化します。更に暫く経つと羽化して皆さんが思い浮かべるチョウが誕生します。要するにここでの変態は、「形や状態の変化」を指します。

私は資本主義と言えば、18~19世紀のヨーロッパをも連想しますね。他の方の中にも、世界史を学んでいた関係でそれを思い浮かべる人も一定数いるかと思います。事実、西洋では産業革命が起きて技術革新がなされ、現在の様な文明が誕生しています。乗り物という移動手段を例に挙げます。昔は馬(ウマ)などの動物が当たり前でしたが、蒸気機関の発明により機関車が登場して、それに取って代わります。そこから様々な列車が生まれ、我が国の新幹線にも繋がる事になります。

故に、「資本主義は革新を歴史の流れで生み出して、文明に変遷をもたらす」とシュンペーターは考えていたと解釈できます。講義中の解釈にもあった通り、そうして日本をはじめとして各国の経済は発展しています。その中で資本家や銀行は出資・融資を行い、そうして利益を出しています。

資本家とは、「単に資産を持っているだけでなく、それを用いた事業で儲けを出しその為に人を雇う主体」と私は定義します。辞書やネットで調べても、ざっくり言えばそんな感じです。

「銀行が私利を出す」という表現は、普通の日本語から言えば不自然であると思われます。ですが、「私利」とは「私利私欲」という四字熟語にもある通り、個人的な利益を意味します。そうです、銀行はお金をどこかに貸して、利子を相手に付けた上で返してもらう事を主な生業にしています。

つまり資本主義社会では、資本を持った主体が個人的に利益を出す事を善とします。

新結合と関連させて資本主義を述べると、それを行う者たちが資本を原動力として新結合を行い、社会に変化を生じさせます。ですが、その基盤・主体は変わらずにいるという事です。

ここまで述べられると前提となる説明が多く、難解かと思われた人もいるかもしれません。しかし、これもERA・Divine当てはめて述べると、多少分かりやすくなるかもしれません。

黒幕の澤田聖二は、今まで搾取してきた資本を元手として「オンラインギャンブル」と「マルチ商法」を結び付けた新結合のビジネス「AEアフィリエイト」を立ち上げましたね。過去の記事で述べた通りです。

NO-VA・ERA・Divineの歴史 FLMとの出会い – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

NO-VAの内情と仕組み 人物紹介編 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

澤田の過去については、以下の記事で言及しました。

黒幕の前歴まとめ | 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

その立ち上げにより、インターネットのSNSというある種の文明に幾らかの変化が起きました。それが、Instagram等を用いたネットでの集客と勧誘です。こうした事は、澤田よりも前に行う者はいたと思いますが。これにより、悪徳ビジネスの勧誘もある意味では歴史・文化を塗り替え、詐欺の手口も変遷していきます。すると、情報弱者を中心に騙し取られる者が出てきて澤田を中心とする上層部に収益が発生します。彼らの下に付く人達は、現実に気付いて失望して次々と入れ替わります。ですが、上層部というビジネスの基盤となる連中はERA・Divineに至っても追加こそあれ変わらずにいます。そうした奴らは別記事にも取り上げました。

ERA(イーラ) 登場人物紹介 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

ERAの昇格者を取り上げます ちょっとした内情も – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

Divineで新たにエクセレントが一人出ました – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

Divine(ディヴァイン、ディバイン) 登場人物紹介 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

以上でシュンペーターにとっての資本主義は終わります。

資本主義が社会主義化

課題文の次の文に注目すると、シュンペーターのいう社会主義化とは「平等化というより大きな歴史的趨勢の中で大衆の声に屈せざるを得なくなる」事で英雄の時代は終わり、完全な平等が実現される。これに対して教授の授業では、近代ブルジョワ階級が社会上層に位置して経済・企業者の指導を担うが、彼らは人格的光彩つまり威厳を欠くため全生活と政治の指導ができずに、社会主義の時代にブルジョワとは違う何らかの階級が登場して指導者の役目を担うとされた。先の二者を比べてみると、近代になるにつれて大衆の力が強くなり、カリスマ性を持った上層がいなくなる時代に入る点で共通であるが、前者はマルクス流の階級のない平等を主張するのに対し、後者は階級の存在を容認したシュンペーターの社会主義を教えていた。

ここで社会主義の定義を一応、述べておきます。

社会主義とは、「とにかく合理的に社会に物資や資本を分配出来れば良い。」です。ネットで調べると「生産手段の共有と公正な分配を善とする思想。」と出ます。ざっくりと以上の様に押さえれば良いです。以前にも社会主義について私は述べた為、以下の記事もご覧になれば幸いです。これを見れば、悪徳なマルチ商法が資本主義から生まれ、社会主義へと変貌していく事も分かります。

『隷従への道』を読んだらNO-VAもレイジュウへの道まっしぐらだった件 – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

次に「平等化というより大きな歴史的趨勢の中で大衆の声に屈せざるを得なくなる」 を解説します。

先のヨーロッパにおける資本主義の場合を言います。資本主義は「合理的に儲かれば良い。」という性質故に、女子供相手にも容赦のないブラック労働が課されて社会問題となりました。そこで登場したのがマルクスという思想家で、雇い主である「資本家」を雇われている「労働者」が倒して平等を実現すべきと主張しました。これが社会主義(共産主義)であり実際にそれを実験的に行ったのがロシアです。これによりソビエト連邦が誕生しましたが、独裁や不自由により崩壊しています。その悲惨さや内情は、今の北朝鮮を連想して頂ければ良いです。国家の上層部にばかり富が集中してそれ以外の下の人達は全員平等に貧困です。

続いてERA・Divine・それらの前身に当てはめます。

その歴史や会員達の成り行きを見れば分かりますが、下の会員もリーダー陣も似た様な不満を持っています。ビジネスに参入したは良いが時間もお金も自由にならない、精神的にキツイ等と不平が噴出します。高い入会金の徴収と搾取・無理な経済的負担に起因しますが、本当に裕福である者は上層部だけです。そうした下の人達の声に対してリーダーも耐えられなくなり、時には暴露投稿もして組織崩壊が起きて別のビジネスに移行する者も出れば、そのまま普通の生活に戻る者も出ます。前者の場合は多少の組織が別の所で存続するとはいえ、元会員という意味では全員が平等な立場となります。

組織崩壊については過去にも述べました。

2020年の上半期の冬と夏に大きな組織崩壊が起きました – 悪徳オンラインギャンブルビジネス・ERAとDivineを撲滅する為に糾弾し、啓発も行います (antinovaeradivine.com)

今度は「 近代ブルジョワ階級が社会上層に位置して経済・企業者の指導を担うが、彼らは人格的光彩つまり威厳を欠くため全生活と政治の指導ができずに、社会主義の時代にブルジョワとは違う何らかの階級が登場して指導者の役目を担う 」をERA・Divineに当てはめます。

ブルジョワとは、大雑把に言えば(成金の)お金持ちです。ERA・Divineの場合、本当にお金を持っている人はごく僅かですが、お金を比較的持っている若しくは上のタイトルを持っている層が「近代ブルジョワ階級」にあたります。彼らは当然、実際の所はそこまで稼げていない人ばかりで、傍から見たら特にそうですが魅力はありません。故に当然、組織崩壊が起きて全体の組織図に穴が空きます。それを補うかの様に、別の会員とその傘下の組織が台頭します。業者名の変更に際しては、会員の紐づけが再編されて新たな層が上の階級の者として末端を引っ張ります。

こうしてレポートを見てERA・Divineに準えていくと、課題文も教授の授業内容も矛盾していなくて、どちらも実際に起こっている事が証明されます。 「階級のない平等」は貧困になり脱退した元会員達を指し、既存の会員や後で入った新リーダーによって階級は存在し続けます。

こうして見ても、 ERA・Divineやそれらの前身は資本主義から生まれ社会主義に変貌していくのが分かりますね。Twitterではマルチ商法何ぞ共産主義・社会主義と同類と言う声もありますが、その気持ちが本当に良く分かります。

あの様なマルチ商法には関わらないで下さい。そして、日本社会がそうした悲惨な状況にならぬ様、一人一人が意識を変えてあるべき姿・形を復原せねばなりません。

以上で今回の記事を締め括ります。

当ブログでは主にAEからERA・Divine(True Thor)に至るまでの被害者の為に情報発信を行い、被害相談・情報提供も受け付けております。

あのギャンブルビジネスの詐欺に巻き込まれた方も、それ以外の悪徳業者で嫌な目に遭った方も是非、公式LINEでメッセージを送って下さい。

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